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明治・大正期に花開いた美しく優雅な近代建築、日常に溶け込んで何度も通いたくなる昭和レトロな喫茶店、令和から新たに歴史を紡ぎ始めたアートなスポット。飾り気はあまりないけれど、思わずレンズを向けたくなる、心動かすフォトジェニックなスポットが点在するこの街。
どこか懐かしくて、ふとした瞬間に恋しくなる。そんな善通寺市の日常をファインダー越しにのぞいてみませんか。
時を超えて愛される街の玄関口
旅のはじまりは善通寺駅から…
善通寺市の玄関口『JR善通寺駅』。
大正時代の面影が色濃く残る木造の駅舎は、多くの市民や観光客を長年見守ってきました。国の登録有形文化財に指定されている箇所もあり、明治・大正のレトロな空気を漂わせつつも今なお現役で歴史を繋いでいます。郷愁を感じる日中の善通寺駅も素敵ですが、ネオンが灯る夜の姿も趣があります。ノスタルジーに浸る旅をぜひこちらから始めてみてはいかがでしょうか。
丁寧だから愛される
世代を超えて人々が集う街の料理店へ
昭和38年創業、地域の憩いの料理店『ブーケ』。
白壁に焦茶の梁が映えるシックな店内で、店主が真摯に作る料理や、こだわりの珈琲が楽しめます。看板メニューは「コスモポリタン」。パスタにデミグラスとホワイトソースを合わせたオリジナルメニューで、クローブが華やかに香る一品です。ドレッシングやマヨネーズまで全て手作り。細部にまでこだわりと遊び心が光る逸品揃いのお店です。
扉の先に広がる非日常
心くすぐるレトロ喫茶でティータイム
昭和56年創業、世代を超えて人々に愛される喫茶店『テリア』。
１歩足を踏み入れた先には別世界のようなロマンチックな空間。年季を重ねたショーケースやインテリアが味わい深い魅力を放ちます。
レトロなスイーツの他、“肩肘張らずに普段使いできるお店でありたい”との想いから、常連客の要望に応えるうちに増えたと言うフードの数々など、訪れる度に迷う楽しみがある多彩なメニューも魅力です。
射し込む光さえもノスタルジック
どこか懐かしくて心がぎゅっとなる空間
総本山善通寺の程近く、築100年以上の酒屋をリノベーションした甘味茶屋『サリサリ』。
門前町の風情を感じる遍路道に面し、チクタクと時を刻むゼンマイ式時計の音が静かに響く、ノスタルジックな空間が広がります。
柔らかに光を通すステンドグラスや、心に安らぎを与えてくれる薪ストーブ、丁寧に手作りされるメニューなど、どの一面を切り取ってもフォトジェニックなお店です。
ずっと変わらない温かな場所
善通寺市民のお馴染みの店でひと休み
昭和64年創業、昔ながらの味わいを守るスパゲッティのお店『ゴッコ』。
昭和を感じる深紅のベロアのソファが印象的。“常連のお客様を大切にしたい”という店主の言葉の通り、カウンターに馴染みの顔が集い談笑する姿に善通寺市の平穏な日常を感じられます。
看板メニュー「ナポリタン」は、ジュージューと堪らない音を鳴らす鉄板スタイルで提供。お財布にも優しくて、お腹も心も満たされると評判の人気者です。
私を主人公にしてくれる
美しい建築の宝庫へ
JR善通寺駅から徒歩10分ほどの距離にある『四国学院大学』。
「サマータイムマシン・ブルース」や「君と100回目の恋」など、映画の舞台にもなっています。
明治の浪漫を感じる優美な校舎やホワイトハウス、壁面にズラリと本が並ぶモダンな図書館など、思わずカメラを向けたくなる建築が立ち並びます。キャンパスを歩いているだけで物語の登場人物になったかのような非日常気分が味わえます。
鮮やかな色彩の波が押し寄せる
圧巻の壁画に心揺さぶられるひと時
壁面をアートが彩る美しいボウリング場『マックスボウル』。
2021年にレーン両脇の縦約6m、横約25mの壁面に抽象作家・Kuroma氏が色彩鮮やかな壁画をペイント。アートスポットとして新たな歴史を刻み始めました。昭和の空気を今に伝える1階のゲームセンターもカメラと共に訪れたいスポットです。
レトロな空間にアートが調和するフォトジェニックなスポットで、エモーショナルなひと時を。
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